ランの山掘り株は貴重である!
山から採集して一度も用土に植えていない・・・そのままの山掘り株!
なぜかといえば、その株の根には自生地のラン菌の生態系が凝縮されているからである。
これまで、蘭界では、こんなことをいった者はいない。
ラン菌など眼中にない。
そういうことで、山野草の野性らんでも、洋蘭の原種ランでも、
根にランの生態系があるなどということは考えもしないできた。
このラン菌が生きている根を、無造作に水ゴケ、バーク、軽石で植えてきた。
この株を業者は無造作に販売する。右から左へ・・・・
この山掘り株の栽培法といえば・・・・非常に簡単な説明。
本当は、そんなことで生態系を遮断された山掘り株が・・・作れるわけはないだが・・・。
野生ランでは、鹿沼、軽石などでアツモリ、中国アツモリ・・・クマガイソウなどを植えてきた。
ホームセンターでバーコード付きで中国アツモリなど販売されているが、
ほぼ枯れる・・・。

洋蘭界の原種でも山掘りの輸入株は、枯れないまでも回復するまで、
2年、3年を要するのはザラである。
この遅い回復は、当然といえば当然である。
ラン菌との生態系が一挙の遮断され、光合成のエネルギーのみで生きることを強要される、
こういう生活に慣れるまで、大変なのである。
この鉢に一度でも肥料を与えれば、根に雑菌が短時間に大繁殖して、
ラン菌は死滅する!
つまり、短時間に別の菌の生態系が鉢内に構築されることになる。
現在、何の疑問もなく水ゴケ、バーク、軽石などで植えれば、
山掘り株の貴重な根が、短時間にランの菌根ではなく、
雑菌うようよ棲む根になるということである。

こういうことが、どんな本にも書かれた事はない。
輸入業者の多くが所属するJOGAの栽培法にも書かれていない。
そういうことで、なかなか原種の山掘り株を元気に育てるには高度な技術を要する。
生態系が破壊され、削除されて、そういう環境に馴化するのに、
ランは時間がかかるのである。
環境を整えることの出来ない人では、ほとんど枯れてしまう。
これまで、山掘り株の栽培法がなかった。
菌根植物として完成している株を採集してくるのだから当然であるが・・・。
嫁入りしてくるので・・・環境に適応できないものが出てくるのは当然。
人間でも・・・職場になじめない場合があるように。
その原因は、ランが菌根植物であることである



SUGOI-neで、簡単に馴化、活着することが解かった。
その方法を記すので、原種を作るとき実験してください。

1、輸入業者の輸入株が入荷したら、業者が水ゴケなどで植えないうちに買うこと。
  これが非常に大切。
2 その株を直ぐにSUGOI-ne2号ゴールドで植えること。
    貧しいところに自生している原種は、チップ、バーク、軽石などをミックスするが、
    この場合は、ミックス材を煮沸消毒して無菌にして使うこと。
3 以上のように植えると、鉢内にSUGOI-neのラン菌と、山掘り株の根のラン菌が、
  SUGOI-neに短時間に繁殖し、自生地の生態系が構築され、
  速やかに馴化する。


 日本原産の野性らんでは、
 山掘りするとき、土が付いたままSUGOI-neで直ぐに植えること。

 要するに、根に雑菌が繁殖しないうちにSUGOI-neで植えることである。
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山堀り株は大切!
      
  
      
  根にラン菌が生きている!